灯しび舎

芝生広場に佇む、緑色の小さなコーヒースタンド「灯しび舎」。素朴で温かみのあるレトロな軽自動車が、訪れる人々の心をほっと和ませます。
ここで味わえるのは、こだわりの珈琲と手作りのチャイ。

お店を営む井上稔博さんは、ニカラグア産の発酵珈琲“エル・ポルべニール”を飲んで感銘を受け、自分でも美味しい珈琲を届けたいという想いからお店を始められたのだそう。
豆の仕入れにはとことんこだわり、先述の“エル・ポルべニール”の他、天然酵母で発酵させたブラジル産“フルッタ メルカドン”やエチオピア産の“ゲイシャ”など、希少な珈琲をラインナップ。

また歴史を知ってメニューに加えたというマサラチャイは、深いコクとまろやかな甘さでひと口飲めば、体に染み込むよう。
「イギリスに良質な茶葉を輸出した後に残った二級品を、スパイスやミルクを加えて美味しく工夫したのがチャイの始まりだそうです。インドの人々が生み出した知恵の味なんですよ」
風が心地よい空の下、風味豊かな珈琲やチャイを片手にゆっくりと流れるひと時を楽しんで。

車内におさまった小さなキッチンはすべてDIY。チェック柄のカトラリーバッグや赤いランタンなど、井上さんのセンスがあちこちに。

キッチンカーの屋号「平民舎ミルクホール」は、1910年(明治43年)大逆事件に巻き込まれ、無実でありながら死刑になった岡山出身の社会主義者・森近運平が営んでいた喫茶店の名称から。
灯しび舎
兵庫県赤穂郡上郡町光都2-23-1
☎︎:090-8246-2549
Instagram: https://www.instagram.com/tomoshibi.coffee/
※出店日は兵庫県庁HP内「播磨科学公園都市イベントスケジュール」をチェック
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